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2010-07

放送番組モニター やってみると - 2010.07.30 Fri

NHK(総合TV)の放送番組モニターをやってます.
きっかけは,募集のラジオCMを聞いて,ボケ防止にいいと思ったからです.
また,無償ではなく,若干の委託料をもらえるのも魅力です.

任期は半年です.年に1回募集があり,年のはじめに1年分のモニターが決まります.
名古屋放送局では,愛知,岐阜,三重合わせて50名×2(前・後期合計100名)が募集人数です.
番組を論評したリポート(300字~600字)と,地域・年齢・性別(偏らないよう)で選考されるそうです.

私は「NHKスペシャル 真珠湾の謎・悲劇の特殊潜航艇」の論評を送りました.

選考後,3月末に説明会がありました.選考された人の顔ぶれを見ると,やや女性が多いような気がしました.ミーティングには「ほっとイブニング;月~金,18:10~」の村竹アナが出席,言葉の端々に飾らない人柄がにじみでていました.
説明資料はこんな感じです(写真はクリックで拡大).P1020699s.jpg

モニターする番組は,好きなものというわけではなく,NHKから指定されます.
ただ,ワールドカップなどの特番があると担当番組が休止になるので,代わりの番組を探してリポートします.

総合評価は5段階評価です.要素的な評価は12項目あり,評価は3段階です.ニュースと一般番組では,要素評価の内容が異なります.
それに,評価の理由を,主な3項目について各100字~400字書きます.
それらをネットを利用して送ります.速報を要求される場合は,翌日には送る必要があります.

<やってみて>
・メモを取りながら観る癖がつきました.30分の番組でもこの程度のメモ;字が汚いので拡大しても読めませんが(写真はクリックで拡大)P1020695s.jpg
・録画が必須です.一回観ただけでは,けっこう思い違いがあります.二回観るのって,見えなかったものが見えてきて,想像以上に面白いですよ.HDD(写真の白い箱)に収録してどんどん消しています.P1020696s.jpg

・担当番組は,報道バラエティが多いのですが,その場合,総合評価の良い番組には,一汁三菜の法則があるのではないでしょうか(筆者オリジナル).
つまり,大きくしっかりした主題が3件それらを柔らかいネタでつなぐ
一汁三菜を守るためにには,報道として大きなネタの無い場合に備え,サイエンスとか産業,文化,福祉など各方面にアンテナを伸ばしておく必要があります.そういうときにこそ番組担当者の資質が問われます.

Am.コッカースパニエル ポアロ闘病記3(心音) - 2010.07.25 Sun

 アメリカン・コッカースパニエルのポアロ(14歳)は,7月8日の僧帽弁不全症の発作以降17日間,小康状態を保っています.
食欲もあり,便も正常です.

 今日(7月25日)は,かみさんがポアロのシャンプーをしました.負担をかけないよう極力短時間で済ますようにしたということですが,乾燥まで入れると40分以上かかりました.いまのところ別条はなさそうです.

 さて,先日,おもちゃの聴診器を手に入れたので,ポアロの心音を聴いてみました.
自分の心音は「ドク ドク ・・・・」という単調な繰り返しですが,ポアロのは,「ドドド ドドド ・・・」というたたらを踏むような音です.
かみさんが言うには,調子の悪いときは「ドックン ドックン ドドドドン ドックン・・・」といった感じになるようです.極端な不整脈です.
写真;聴診器をあててみる.(写真は,クリックで拡大)
P1020692s.jpg

先代正蔵師匠の鰍沢 激流の音が聞こえた - 2010.07.22 Thu

(先代正蔵師匠から頂いたおてふき;クリックで拡大)
P1020685s正蔵てふき
鰍沢(かじかざわ)という落語を,お聴きになったことがありますか.
TVでは,ほとんどやらないと思います.
私は,含笑長屋という落語の会で聴きました.
先代の林家正蔵師匠(1895-1982,晩年は彦六)の芝居噺でした.
記録*1によると1970年7月27日となっており,ちょうど40年前になります.
場所は,名古屋市東区の含笑寺です.(CBC近くの禅宗のお寺です)
(*1:関山和夫著,含笑長屋落語十年,上方芸能編集部,1976年11月,限定本)(写真はクリックで拡大) 
P1020687s含笑本
この会での芝居噺というのは,舞台に見立てた大道具(といっても小ぶりです)があったことと,鳴物がついていたことでしょうか.事典にあるような派手な演出は無かったように思います.

 演目の“鰍沢”を,大雑把に紹介します.(原作:三遊亭円朝)
身延山(日蓮宗総本山)へ参詣に行こうという旅人(江戸の商人)が主人公です.
雪の山中で道に迷い,夜になってしまいました.
やむなく頼みこんで民家に泊めてもらいました.
その家の女房は,じつは元吉原の花魁(おいらん)で,心中に失敗して山の中に逃げ込み住み着いているのでした.
旅人がいくらか渡すときに,大金を持っていることをその女に知られてしまいます.
そして,その金を狙った女に毒入りの玉子酒を飲まされ,別室に寝かされます.

女がちょっと家を空けた隙に猟師をやっている亭主が帰ってきます.
亭主は,寒さをしのぐため,毒入りとは知らずに残りの玉子酒を飲んでしまいます.

帰ってきた女が騒ぐのを聞いて旅人は,小室山の護符(毒消しのお守り)を飲み込みます.
それが効いて歩けるようになった旅人は家を飛び出します.
女は亭主の鉄砲を持ってそれを追っかけます.(このあたりから芝居のように)

追いつめられた旅人は崖から転落し,釜ヶ淵の急流の中へ.
もやってあった筏に乗ることができましたが,綱がほどけ,筏もばらばらになり,最後は一本の材木につかまり,お題目(南無妙法蓮華経)を唱え続けます.
そこへ鉄砲玉が飛んでくる.しかし,外れて,一命を取り留めます.
落ちは,「お題目(お材木)で助かった」という話です.

 終盤,旅人が崖っぷちに近づくところで,激しく川の流れる音が聞こえてきました.濁流のすざまじさを音で感じました.鳴物がうまかったといえばそういうことでしょう.でも私は,噺の中から聞こえてきたような気がします.声の抑揚と間のとりかたではないでしょうか.貴重な経験でした.記録*1を見ると,関山先生は,これを雪の風情と感じとられたようです.いずれにせよ,すごい名人芸を見せてもらいました.

Am.コッカースパニエル ポアロ闘病記2(一部追記) - 2010.07.18 Sun

 ポアロ(アメリカン・コッカースパニエル,14歳)は,7月8日に心臓病の大きな発作を起こしたが,以後,小康状態を保っている.(闘病記1)

7月15日(木)-7月16日(金)も小康状態続く.発作以来続く咳とおならの連動,突然の排便といった症状も続いている.

7月17日(土)姉と叔母が来訪.このところ,年に数回,お盆などに来ることが普通で,今日の来訪は予想外のことであった.
 叔母はポアロが一番好きな人である.これまでは,飛び上がって顔をなめまわすのが,ポアロの挨拶になっていた.しかし,この日は,そこまでの反応はなかった.
じつは,ポアロの容態を叔母に知らせるかどうか,迷っていた.叔母は高齢でもあるし,ショックを与えるといけないと思いそのままにしていた.それが,ブログを見たわけでも,見た人からの連絡があったわけでもなく,姉に連れられて,なんとなく来たということであった.そのため,余命の短くなったポアロに会うことができた.不思議なことである.虫が知らせたとでも言うのであろうか.
 お盆には,また来るということであるから,その間が危ないかもしれない.しかし,食い気だけは復活し,アクセル全開である.とても近々死ぬような雰囲気は無い.(写真は,クリックで拡大)
P1020678.jpg
18日も,発作は起きていない.

ポアロ(アメリカン・コッカー)の闘病記1(加筆修正版) - 2010.07.14 Wed

 心臓に持病がある我が家の屋内犬ポアロ(アメリカン・コッカースパニエル,14歳)が,机の下でキャンといって痙攣したのが7月5日(月)の夜だった.すぐにケロッとしてお菓子を要求したので,何が起きたのか分からなかった.
(6月23日ごろからせき込むようにはなっていた.6月26日にその件で獣医さんへ行ったのだが,待合室で他の犬に驚いて,激しくせき込んだ.ステロイドと利尿剤で応急処置をした)(クリックで拡大,文章とは直接関係ない)
ポアロ

7月6日(火)の昼には,2階へ駆け上ってきて,すぐに痙攣を起こしたようだ.ドドドという足音のあと,キャンという鳴き声が聞こえたが,状況は見ていない.夜にも突然キャンといって痙攣を起こした.ここで,いつもと違うなと感じた.
7月7日(水)には痙攣を起こすこともなく,小康状態だった.(獣医さんは定休日)ここまでは,血管拡張剤であるレリートを投与していた.

7月8日(木)夕方,獣医さんに連れていった.それまでは,小康状態が続いていたが,レントゲン撮影時に舌にチアノーゼの症状(紫色になる)が現れた.床に降ろすと痙攣して倒れた.また,糞を漏らした.レントゲンを中止して,ステロイドと利尿剤注射の応急処理をしてもらった.すぐに回復した.自宅でも強心剤;ベトメディン,利尿剤;ラシックス,血管拡張剤;エースワーカーを投与した.利尿剤は,肺水腫への対応のためである.
病名は,僧帽弁不全症ということである.

7月9日(金)獣医さんから容態の問い合わせ電話あり.前日と同様,強心剤,利尿剤,血管拡張剤を投与.何事もなかったかのように元気になる.ただし,食欲がないので,食事を以前食べさせていた肥満犬用に変更した.火曜日のことがあるので,2階へ上れないよう階段の登り口にバリケードを設置した.(クリックで拡大)
P1020660.jpg

7月10日(土)~7月12日(月)薬の投与を継続.容態に変化なし.ただし,散歩は,ゆっくり最小距離にとどめる.尿,便の漏らしあり.
7月13日(火)獣医さんと電話連絡.ポアロに負担をかけないため,薬だけもらいに行く.強心剤の与え方を朝晩2回に変更.利尿剤,血管拡張剤は変更なく継続.
7月14日(水)便を漏らす(これまで,このように頻繁に漏らすことはなかった).それ以外は,ほぼ元気.

STAX 心の震えが伝わるイヤスピーカー(改訂版) - 2010.07.10 Sat

 STAXというオーディオメーカがある.
1996年に一度倒産したが,社員が新生のSTAXを立ち上げている.
現在は,イヤスピーカー(ヘッドフォン)の専業メーカとなっているようだ(ホームページ上では,そう見える).
 じつは,倒産するかなり前に社長(元社長)と会っている.
求人がらみで,提案書のようなものの公募があったので応募してみた.
提案書では,当時の製品があまりにも華奢で,動作の安定性に欠けるので,品質管理を取り入れるなどして.安心して使えるようにすべきだなどと,えらそうなことを書いた.また,機器を設置するためのグッズのアイデアなども書き添えた.

 誰の判断か分からないが,数週間後に新宿の試聴室に呼ばれた.試聴室といっても,小さなマンションの一室である.
 
 試聴室には,奥さんのような人を含め,数人が集まっていた.緊張していてはっきり覚えていないが,社長から,自社の製品は車などの大量生産品とは違うんだと言われたような気がする.あとは意地悪質問だと言って,音楽の趣味を聞いたり,こちらの出身校について聞いたりした.工学的な話は,あまりしなかった.印象としては,量産技術にはほとんど関心がなく,趣味の世界,音楽そのものの中に生きている人のように感じた.
 同席者には,だれも口をはさむ人がいなかった.
 
 バブル期には,148万円のモノラルアンプ(ステレオで296万円)や,31万円のCDプレーヤーを出している.1994年まで,そんな感じの(金に糸目を着けない)ハイエンドな新製品を出し続けていた.
どれだけ開発費を注ぎ込んだのであろう.そして,1996年に倒産.

 結局,それらの開発資金は,今日の新生STAXを支える人材の育成に効果があったのかもしれない.

(製品を紹介しておこう)
 コンデンサ・イヤスピーカーは,極めて薄い金属を蒸着した膜を,静電気の力で全面駆動する構造となっている.その音質は,歪や色付けが無く,良い意味で極めて繊細である.
たとえば,あるLP(CD)で中島みゆきが泣いていることは公知であるが,STAXで聴けば,それがありありと分る.
 ただし,コンデンサ・イヤスピーカーを駆動するには,バイアス電源(直流高圧)と大きな駆動電圧(音に対応する電圧)が必要で,専用のアンプかアダプターが必要である.それらを合わせると,かなり高額になる.また,荒っぽい取り扱いには向いていない.
写真は,自宅休眠中の旧型のコンデンサ・イヤスピーカー.右の箱がアダプター(クリックで拡大)
P1020662.jpg


 アナログレコードの時代には,世界でも唯一といえるコンデンサ・ピックアップを作っていた.コンデンサ・ピックアップは,東芝レコードの検査にも使われていた.
専用のアームと組み合わせて,針圧1gで,問題なくレコードをトレースした.他の方式の数分の一の針圧であり,レコードの損傷が少ないということもあるが,それだけ針の動きが柔らかく(コンプライアンスが高い),レコード溝への追従性が良いということである. 一方,FM変調方式(針の動きで周波数を変える)を採っており,大きな出力電圧(二桁高い)が得られる代わりに,不安定で,ラジオを受信する程度の調整が必要だった.

個人的な所蔵品の写真.上から,全体,軸受・針圧調整部分,ピックアップ(クリックで拡大)
P1020643.jpg
P1020644.jpg
P1020645.jpg
STAXのホームページ STAX

広場の記憶:死の連絡人 - 2010.07.06 Tue

 1953年3月1日スターリンが死んだ.
報道されたのは,3月5日ということである.

 私は小学生になる前で,一日中,広場で遊んでいた.
その日,空がオレンジ色に変わりかけてきたので,広場から帰ろうとしていたら,町内の人が新聞を見せてくれた.
「大変だよ,スターリンが死んだ」
棺に収まった鼻髭の軍人の写真が,大きく載っていた.
ソ連の人なのに,近所の時計職人のおじさんと似ている.
これが,はじめて記憶に残った新聞記事である.

 それから,ほぼ一年後,ながく入院していた父が死んだ.
広場で遊んでいたら,近所の人が知らせに来てくれた.
かすかな記憶では,死んだとは,はっきり言われなかったような気がする.
知らせてくれた人が動揺していたことは,こどもでも分かった.
大きな葬式だった.
はじめて骨を拾った.空襲の焼け跡に落ちていた白いかけらと同じだった.

 それ以降,広場で遊んだ記憶が無い.

 記憶の中で,ふたつの出来事が重なり合っている.
広場に訪れる死の連絡人.
 いま,その広場には,ガラス張りのビルが建っている.


(Googleマップで,名古屋市東区葵2丁目を検索,Street Viewで見える交差点北西角が広場のあった場所です)Google Map

シルスタニ遺跡2(ペルー)写真追加 - 2010.07.01 Thu

シルスタニ遺跡の写真を追加します.
上:聖なる石?(独特の文様あり). 中:石塔(内部に遺体). 下:周辺の景観(標高4000m,生命体が希薄)
(↓いずれもクリックで拡大できます)

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愛知県尾張東部在住. 宗教的なものではありませんが,場所の持つ力に関心があります.また,ものごとの起きるタイミングという意味での時の力にも関心があります.そのほか,落語,オーディオは,子供のころからの趣味です.

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