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2013-10

531話 トモセラピー治療 予後のポイント - 2013.10.29 Tue

 前立腺がんの強度変調放射線治療(トモセラピー)後、3ヶ月毎の検診(といっても問診のみ)に、名古屋市内の大病院へ行ってきました。
血液検査、検尿は、地元の大病院で済ませていますので、データーを見せるだけです。
今回で、治療開始後、約2年になります。

問診)
・尿の方の問題はありませんか、たとえば頻尿とか
・排便の回数が、異常に多くないですか
以上、の二点です。

いずれも、「たまにはそんなこともありますが、ほとんど問題ない」と答えておきました。

 PSAの値は、少しずつ悪化していますが、急変したりすることもあるようです。そのときは、泌尿器科で治療方針を検討することになります。

 とりあえずは、様子見です。
驚いたのは、病院への支払いです。
¥210也!J!J!J!
あまりの安さに、自動支払機が止まってしまいました。先方が確認後、作動

      病院への乗継地点(瀬戸線大曽根駅ホーム北端)
      P1060843-001.jpg

 しかし、毎回言っていますが、病院から帰ると調子が悪くなります。
今回、頭もボケ気味で、ゴミ収集車の横を通り過ぎたとき、報知音のピッチが変わったことを言うのに、ドップラー効果という言葉が出てきません。水分も食事も摂っていなかったせいかもしれませんが、動きもフラフラしていて、回復するのに2時間かかりました。手の指からは、血が滲んでいます。わたし、メタボと縁がありませんが、脂質代謝はよくありません。皮膚が、パサパサです。
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前立腺がんのトモセラピー治療検討中の方へ)
・私の場合、尿漏れは、全然ありません。 排尿困難ということもありません。
・生殖能力は無くなりますが、あの部分は、一応、無駄に物理的には作動しますよ。
ということで、ご参考まで

530話 逃げろ「ツチノコ」 - 2013.10.26 Sat

 久々に「ツチノコ」の話題が出ていました。NHK BSプレミアム 「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」という番組です。この番組、雑誌「ムー」をご存知の方には強くおすすめします。都市伝説系よりも、一歩踏み込んでいます。つまり、ぼかすことなく結論を出します。

 さて、「ツチノコ」ですが、ある年齢から上の方(昭和人)は、ご承知と思いますが、こんな特異な形をした蛇です。
P1060836.jpg
<目撃証言をまとめたもの>
 長さの割に頭が大きく、胴体が太いのが特徴ですが、飛ぶとか転がるとか、動きも特異です。

 驚いたのは、縄文土器にも飾りとして付けられていることです。
P1060834.jpg
<ツチノコ装飾の縄文土器と栗山千明(進行役)>

P1060835.jpg
<頭部拡大>ツチノコや!

 西日本の話かと思っていましたが、全国に昔話のように伝わっており、岐阜県の東白川村でも沢山の目撃例があるようです。
神社までできています。
P1060838.jpg
<つちのこ神社>

 その正体ですが、
・「アオジタトカゲ」の足が見えなかったのではないか
・「オオサンショウウオ」
・「デスアダー(蛇)」の切断されたもの
・「ヤマカガシ(蛇)」が威嚇する姿
などありますが、むしろ、それが騒ぎになるという社会状況に注目すべきということです。

 簡単にいえば、自然破壊が進むことに対する村人の怯えが、話を大きくしていったのではないかということです。
「ツチノコ」ブームのきっかけを作ったのは、京都の随筆家「山本素石」ですが、渓流釣りをテーマにしているなかで、村人と同様、自然の変化を敏感に感じ取ったのでしょうね。はじめは「ツチノコ手配書」というのを書いていたのですが、最後は「逃げろツチノコ」というのを書いて、自然破壊から生き延びろと言っています。

わたしも、「逃げろツチノコ!」と、言っておきます。

 なお、「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」 次回、11月7日22時は「UFO最新映像とトリノ聖骸布」です。

529話 「すかす」が分からないって、「ぞうきんたんのごと!」 - 2013.10.23 Wed

 すかしたブログには、拍手しないと言ったら、同居人に「なに、それ」と言われました。
たしかに、小さな国語辞典には、「少し隙間をあける」とか、「なだめすかす」の「すかす=機嫌を取る」とか、光を「透かす」しかありません。


 しかし、ネット上には、東京方言として、「気取る」、「格好を付ける」という説明がありました。もちろん、そちらの意味です。名古屋人なのに、何気なく使っていたのが東京方言だったんですね。
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 「ぞうきんたんのごと!」は、以前の職場の九州出身の方が、使っていました。「冗談ばっかり」みたいな意味のようです。はじめて聞いたときは、南京語?と思いました。
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 同じ以前の職場には、京都人が多く、「それ、なおしといて」と言われて困惑したことがあります。今では、よく知られていると思いますが、「片付けておいて」という意味です。
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 先日行った同窓会では、沖縄人が多かったのですが、皆さん愛知県在住が長く、方言が聞こえてくることはありませんでした。
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 さて、「ジェジェジェ!」は、名古屋語には、どう翻訳するのでしょうか。


どえりゃーびっくりしたぎゃぁ

ですかねぇ。「ジェジェジェ」のインパクトには負けます。
九州の「ぞうきんたんのごと!」も近い意味かも



 このところ映像のないネタばかりですが、カメラが壊れたわけではなく、天候のせいで、しんどい(写真鬱;別の意味があるかも?)ためです。

 今も、電話で、私の昔の文章が出てきたので読んでみたら、面白かったという話がありました。宇宙の原理を発見したといった変な夢も見ますし(内容は忘れている)、冥界に片足突っ込んでいるかもしれません「ジェジェジェ!」

528話 BS番組つまみ食い - 2013.10.21 Mon

半分仕事でBS放送をみています。みた番組からの受け売りとか、感想をチョットだけ(正式リポートは、1番組1000字☓月10本以上)



◎BS歴史館 シリーズ 日本の転換点(2) 東京遷都 マル秘大作戦」

・東京への遷都に関しては、正式文書が無い(ウヤムヤのうち)
・東京への行幸の際、名古屋で天皇が饅頭を配った(気ィ使ってちょうディアーた;名古屋弁風)
・大阪が首都になる可能性も大きかった・・・大阪弁が標準語になってたかもしれまへん

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◯BS歴史館 シリーズ 日本の転換点(1) 応仁の乱」

・専門家にも、わけの分からない戦い(真の目的?、勝敗?)
・乱の8年前に大飢饉;天変地異、社会システムの崩壊
・権力争いというよりも、既得権益への反乱か

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心配:今後の予定が分からない 近代に近づくと、史観の対立があってヤバイのかも・・・今後に注目



◎ドキュメンタリーWAVE 誰のための愛国か~紛糾する香港の教育現場から」

・香港でも、近年、愛国教育が盛ん(例.国旗掲揚隊・・・クラブ活動)
・それに疑問を持つ教師達がまだ多い(1国2制度でしたっけ)
・自由を求める運動が盛ん・・・近頃の日本では見かけない。香港は日本よりも欧米的だ


反対運動の先生たち、顔出し大丈夫か(拉致されたりして)



◎コズミック フロント~発見!驚異の大宇宙 「アリアンロケットに乗せる欧州の夢」

・アメリカが、ロケット燃料の供給を断った!
・落下予定地点に、ソ連船に偽装したアメリカの艦船が居たって!!!
・アメリカが、ヨーロッパの通信衛星の実用化を拒んだ!


少し前のアメリカなので・・・とも言えないのが残念



◯ザ・プロファイラー 夢と野望の人生~ダイアナ・永遠のプリンス」

・ダイアナさん、内部暴露本なんかで、英国王室を逆なでしましたね
・しかも、地雷輸出大国だった英国で、地雷反対運動


動機がありすぎて、殺されてもおかしくないけど、それには触れず 



◯ドラマ ハードナッツ!~数学girlの恋する事件簿~」

・数学女子が事件を解決
・周りを曲者俳優が支える

・主演女優の難しさ:
橋下愛:世間知らずで、かつ怖いもの知らずの役 成りきりの方向で頑張っていると思うが、いまのところオタクっぽさが不足で、たとえばSPECでの戸田恵梨香のような、狂った感じが表現できていない




△よるドラマ 「黒猫、ときどき花屋」

・黒猫が占い師:YES茶碗-NO茶碗のどちらのお菓子を食べるかで占う
・珍しい、30分ものの毎回完結ドラマ

・主演女優の難しさ:
平愛梨:夫を目の前で亡くしている(交通事故)役なのに、影が無い。美人で可愛く、明るいけど、じつは未亡人という設定は、どう演じりゃいいんだろ




△覇王伝説 第2弾~最強の幕末志士は誰だ?」

・竜馬人気は相変わらず
・大久保利通が意外と健闘

英雄を求めること自体、なんか違う

527話 桂南光 上方落語会@知多 - 2013.10.17 Thu

 どうでも良いと思いますが、タイトルにある話数の件です。じつは、7月から8月に移行する際、200話ふっ飛ばしまして、496話の次を697話にしてしまいました。500番台が嫌いというわけでもないので、修正しました。よって、本日は、527話です。(記事を引用している場合、ゴチャつくかも・・・申し訳ありません
 多分、600円落としたかなにかの影響で、6という数字がこびり付いていたんでしょうね。この手のネタを落し噺に仕立てたのが、「時そば」ですけど
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 本題に入りますが、14日の祝日に、銀行主催の「桂南光」さんの上方落語の会へ行ってきました。
場所は、知多市(愛知県)朝倉駅近くの勤労文化会館です。

IMG_0307.jpg
<常滑線朝倉駅のホームから> 以下、全てスマホ写真 
 東海地方の方は、ご存知だと思いますが、ご覧のように工業地帯です。左:発電所(中電知多火力)、中央:精油所

 会場近くも、こんな感じです。<同;常滑線朝倉駅のホームから>
IMG_0303.jpg
<中央付近の白い建物が、体育館で、その右の木立に埋もれているのが、会場の勤労文化会館です>左に火力発電所(中電知多第二)の煙突が見えます。海の近くで、標高が、4~5mなので、大きな津波が来たら、高い建物か、煙突に逃げることになります。

IMG_0301.jpg<会場内>

 司会は、東海ラジオの前野沙織さんでした。彼女は、何年間かフリーターで販売員をしていたそうで、26歳ですが、今年入社したばかりということです。担当は、「チア・スポ お前の出番だ!」17:45-。就活困難期の申し子のようなアナウンサーで、たしかに、根性がありそうです。
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 はじめに桂鯛蔵さんの新作「移動動物園」(または「動物園」)という噺がありました。話し方の振幅が大きくて、心のなかでは、故枝雀師匠を目指しているのではないかと思わせる芸風でした。おおいに笑って、涙がでました。才能ありそう!
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 南光師匠は、「義眼」と「火焔太鼓」です。
 「義眼」は、女郎屋の枕元に外しておいた義眼を、隣室の客が、間違って飲み込んでしまう噺です。呑んだ男は・・・
 たぶん聞いたことのない噺で(深夜に聴いて途中で寝てしまったかも)、とくに、「おち」の部分は、ドキッとさせる新しいパターンでした。基本的なストーリーは、シンプルで、私にも書けそうですが、噺に仕立てるには、「くすぐり」とか、演出に、プロの技が入っているのでしょうね。

 「火焔太鼓」は、江戸落語でも有名ですが、江戸では、太鼓を大名屋敷へ持ち込むのに対し、南光さんの噺では、上方らしく大商人の家になっており、家老ではなく、番頭さんが対応するかたちになっています。武家のほうが道具屋との常識の落差が大きく、失敗した時の恐ろしさも際立ちますので、聴衆をつかみやすいでしょう。太鼓の周りをこすっても鳴るというくだりは、名器らしさを表現するのに、大変わかりやすかったのですが、丁稚のアホさ加減とかかみさんの恐妻ぶりなど、微妙にソフトで、好みが分かれるかもしれません。

 ざっくりとした印象で、南光師匠は、重厚な線を狙っているのかもしれませんが、もう少し、破れた感じの方が合っているような気がしました。(素人は、勝手なことを言いますねぇ)

526話 一挙掲載 「地獄百景 その1 生体展示」 - 2013.10.14 Mon

地獄百景 その1 生体展示」を、スキャンして掲載します。
短編なので、7分ぐらいで読めるはずです。2行だけ、映倫カット的に手を入れました。


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525話 にせ「揚羽草子」掲載停止 - 2013.10.12 Sat

 当初、一日のアクセス数が数百にのぼった「揚羽草子」も、現状では、ほぼゼロに近づいてきました。
 もともと、オリジナルの原稿とは、内容、文体ともに大幅に改変したものでしたから、悪評も、やむを得ないところです。
 ブログ用ということで、暴力的なシーンなどをカットして、文体もブログっぽい方向に変えて行くうちに、オリジナルとは、全く変わってしまいました。

 ということで、掲載を停止します。

 同人誌に掲載したかどうかも覚えていません。引っ越しの際、冊子自体が、なくなったかもしれません。もし、印刷された版が出てきたら、スキャンして、加工せずに掲載するつもりです。(大昔なので、岐阜刑務所に依頼して印刷してもらったような・・・???)


 ブログで小説を発表するには、
ショートショートとか、手のひら小説といわれる長さで、一回読み切りのものが、適しているのではないでしょうか。
もしくは、新聞小説のように毎日欠かさず書き、ちょっとだけ掲載されているのに、次が読みたくなる工夫が必要です。
 表題と、企画だけは、キャッチーだったようなので、そっちの才能は、ゼロではないと信じて、ほとぼりが醒めたら、こっそりとトライするかもしれません。

 とりあえず、お騒がせしました。

524話 揚羽草子(口述版)(5)情報 - 2013.10.09 Wed

 居間の配置換えのドサクサで、スケッチブックが何処かへ行ってしまいました。
とりあえず、昨日の説明図を再掲します。



揚羽草子(口述版)(5)情報
          img126-001.jpg
          <城内の奇怪なからくり>

 しばらくすると、ドタドタと大きな足音を立てて、緑の生地に錦糸の模様のついた着物で全身を覆った、小柄な男が近づいてきました。

 吾作が深く頭を下げていると、
「よいよい、ここは正式の場ではないから、無礼講でよい」
城主と見える男は、甲高い声でそういった。

「祭りでの活躍は、聞いておる。そこで、頼みたいことがあるのだ」
「と、もうしますと」
「そこに、からくりのようなものが見えておろう」
気になっていたからくりを指さしました。


「それは、国ざかいの山の上とつながっておっての、一刻ごとに隣国の様子を伝えてくる道具じゃ」
「時刻に合わせて、毎度、一旦、全て白となることを確かめてから、用件が送られてくるのだが、時刻があまり確かには合わせられず、また、急な知らせには、間に合わなかったり、見落としがある心配もある」

 吾作が言った「申し訳ございません。私には、白黒の模様にしか見えません」
「模様から言葉にかえるには、横にある対照表を使うのだが、これをしばしば交換しないと心配ということもある」
「そこで、大きな凧に乗って遠くを眺める役を置いたのだが、これとて見える範囲は限られておる」
「できれば鳥のように自在に飛べればよいのだが、少しまえに、凧を改良して、舞い落ちる木の葉のようなものができた」「これっ、あれをここへ」


 影にいて見えなかった家来衆が、黒い塊を持ってきた。
「広げてみよ」
両手を広げた幅の3倍もある凧のようなものが、四枚、大きな風呂敷のようなものが四枚、背負子のようなものを中心に紐で結ばれていた。<後日、図で説明>


「いまのところ、これを乗りこなせるのは、忍者くずれの女子だけじゃ」
「頼みというのは、これを乗りこなして、多くの者に教えてやって欲しいということなのだが」
「そのためには、お主を士分にとりたて、名も石野五郎衛門と改めるということでどうか」
「働き次第で、十分な禄をとらせるが、さしあたりあの丘の上に訓練所を造るつもりなので、そこの長になれ」


「すこし、乗ってみないと返答をしかねます」
「そういうことであれば、しばらく試してみい」
「それでは、また会おう」
そう言うと、城主は奥の方へ消えていきました。


(つづく)

523話 揚羽草子(口述版)(4)城 - 2013.10.07 Mon

(雑記)先日の山火事のはなしですが、その日、おかしなヘリコプターの音がしたので、輸送中のオスプレイかと思っていたら、空中から消火するためのヘリだったようです。場所は、上志段味ということまでは分かりましたので、ヘリでの消火が必要となれば、やはり、自宅から1~2kmのあのあたりかも?いずれ確認に行くつもりですが、残暑が厳しすぎます。


揚羽草子(口述版)(4)城

 吾作に城からの呼び出しがあったのは、突然の馬祭りの翌々日です。
愛想の良い小役人に連れられてきたのは、末森山という小さな山の西斜面でした。


 城というよりも、巨大な銛(もり)が突き刺してあるような建物をみて、五助は、
「これがお城ではないですよね」と言ってしまいました。
 円柱形の塔というのは、唐の国にもあるようですが、この建物は銀色で、逆さ円錐形の上部が鍔のように広がっており、その先は、また円錐形に絞ってあって、先端には、刺のようなものが広がっています。刺は、鍔の部分も周囲にも付けられています。


          img128-001.jpg
          <手前が城の入り口 後ろの山が末森山>

 案内人に引っ張られるようにして城に入ると、すぐに地下道です。
「これは内緒の話だが、敵が攻めてきたら、いま入ってきた建物が倒れたり、転がったりして、敵を押し潰すようにできているそうじゃ」
「空から突き刺さってきて、一瞬のうちにできたという噂もあるんじゃがな」

 地下道が大きな空間につながったところで、
「さて、ここが裏玄関じゃ、しばらく待ちなさい」
そう言われて、五助は、あたりを見回しました。
見たこともないような仕掛けが目につきました。


        img126-001.jpg
        <城内の仕掛け>

(つづく)

522話 揚羽草子(口述版)(3) - 2013.10.04 Fri

 昨日の夕方から深夜まで、みょうに煙かったので、急に冷えて近所に多い暖炉派が、今季はじめて薪に点火したのかと思っていたら、守山区で山火事とのこと。守山区で山のあるところといえば、結構近く、そういえば、消防車の音が何度も聞こえました。10年前に転居してから、近くで山火事があったのは、これで三度目です。(高座山、東谷山、今回の場所は?)


揚羽草子(口述版)(3)

img125-001.jpg
<シーン2のイメージを描いてみました(はがき大)>神社と、黒い飛行物体は別カット

 吾作も試してみました。足はそこそこ速いけれど、何をやらせてもダメと、言われ続けてきたのですが、なぜか馬に触ったり離れたりしながら、馬の前方を走り続けることができました。
「さすが、逃げ足の吾作だなぁ」仲間の声です。


「そこのもの、銀を取りにまいれ」
物見台の上から声がしました。


 全く追いつけないもの、跳ね飛ばされて気絶しているものを横目に、台に上がります。
「後日、城で、殿からのお褒めの言葉をもらうので、どこへ知らせたらよいか、そこのものに伝えておいてくれ」
一分銀と、瀬戸物に入った四合ばかりの酒を貰って、家に帰りました。
(つづく)

521話 揚羽草子(口述版)(2) - 2013.10.02 Wed

(某局の指定番組のモニタとして、原稿用紙3枚ほど感想を書いて送信したとたん、疲れがドット出ました(ドラマなのに、至急とのこと))
(というわけで、本日も小出しに)
(口述版というのは、絵のない絵本と思ってください)



揚羽草子(口述版)(2)

 上空の黒い飛行物体から、ヒュルル・ヒューヒューと笛の音が聞こえてきました。
「大凧かもしれんな」
「糸は見えんが、金森様ならば、それぐらいのご趣向をなされるかもしれん」


 金森というのは、この辺りを支配下においている得体のしれぬ豪族です。
どこからか来て、大きな祝祭を企画運営することで支持を集めているのですが、その資金がどこから来ているのかは分かりません。


「また、何か始まるのかのう」

 街道の方を見ると、両手をだらりと下げて、おぼつかない足取りで神社の方へ向かう人の列が続いています。
「笛の音が耳について、何も考えられぬ」
「わしらも、あちらへ行ってみるか」


 神社の前は、広場いっぱいに竹の柵で楕円形に仕切られており、馬が放たれていました。
広場に集まった人なのか主催者なのかは識別できませんが、笹で馬のおしりを叩くものですから、馬が竹で囲まれた楕円形の中を勢い良く駆けています。


「馬の毛を持っても何でも良いが、馬に負けずに一周できたものは、こちらへ上がって来なさい、銀一分を与えるぞ」
広場の中央に設けられた物見台から声がかけられました。
物見台は、金糸銀糸で飾られており、銀がもらえるのは間違いなさそうです。


足に自信のある若者から我先に馬を追いかけはじめました。

 黒い飛行物体は、高度を落とすことなく神社の上空を旋回しています。


(つづく)

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Author:dadebeso
愛知県尾張東部在住. 宗教的なものではありませんが,場所の持つ力に関心があります.また,ものごとの起きるタイミングという意味での時の力にも関心があります.そのほか,落語,オーディオは,子供のころからの趣味です.

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