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2024-03

901話 笠松湊(かさまつみなと) - 2016.11.01 Tue

 やっと、書類がそろいましたので、亡くなった義父の事務処理のため、再び笠松(岐阜県)を訪れました。
実務は、共同生活者がゴソゴソとやっていますので、その間に笠松湊公園に行ってみました。


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 桜のころは混雑しそうですが、今は、親子でかけっこするのにも、広くて気持ちが良さそう。
鉄橋には、赤い電車(名鉄本線)。

    IMG_16101921i_convert_20161101215144.jpg
   木曽川は、ここの上流で大きく曲がっており、対岸は、土砂がたまって複雑な地形になっている。そのためか、水鳥は、対岸に集中。
    
    IMG_16101915i_convert_20161101215006.jpg
    江戸時代から積み上げられた大規模な堤。
1662年には、この近くに陣屋があった(移された)ということなので、すでに堤は、かなり、できあがっていたのでしょう。


    IMG_16101922i_convert_20161101215158.jpg
 渡し舟はもちろんですが、伊勢方面との交流のための水運の川湊として、木曽川最大の場所だったということです。
 明治18年の記録では、年間6,440艘の船が出入りしたそうです。その後、昭和初期には、鉄道と車にとってかわられて衰退しました。(案内表示から)


         IMG_16101924i_convert_20161101215236.jpg
 そのころの石畳が残っています。歩いてみると、見かけによらず平面が出ていて、荷車が引きやすくなっていました。(後ろに見えるのは、自動車用の木曽川橋)

    IMG_16101918i_convert_20161101215026.jpg
 芭蕉顕彰碑もあります。説明文が消えていましたが、芭蕉が亡くなった大垣にも近いので、当然、関係があるのでしょう。
 このあたりで詠まれた句は、「みちのべの 木槿は 馬にかまれけり(くわれけり)」
 作者が不明確な句は、「としくれぬ 笠着て草鞋 はきながら」

 このあたりは、お寺さんだけでなく、商店や役所まで、大正~昭和初期の雰囲気があり、時間があれば、ゆっくり歩いてみたい街並みとなっていました。
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愛知県尾張東部在住. 宗教的なものではありませんが,場所の持つ力に関心があります.また,ものごとの起きるタイミングという意味での時の力にも関心があります.そのほか,落語,オーディオは,子供のころからの趣味です.

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